h25-18 蛭ヶ岳45(丹沢65)

h25-12-22
通算45回目の蛭ヶ岳です。

数日前、低気圧が関東を通り過ぎました。
実は今月の30日も登る予定なので、どれだけ雪が積もっているか、今日はその下見を兼ねております。

往路
07:00新設ゲート前～07:15旧ポスト前～07:25旧ゲート～07:37釜立沢登山口～釜立沢沢道～09:03東海自然歩道合流～10:00姫次　3時間00分
10:00姫次～12:00蛭ヶ岳山頂　2時間00分

total 5時間00分

帰路
12:55蛭ヶ岳山頂～14:30姫次　1時間35分
14:30姫次～15:10釜立沢分岐～16:10旧ゲート～16:35新設ゲート　2時間05分

total 3時間40分

合計所要時間 8時間40分

前回の44回目が6時間でしたからね～。まったくヤレヤレだ。

今回は往復とも釜立沢の沢道を使いました。

朝の7時に新ゲートを出発です。

旧ゲートをくぐらず、登山道を行きます。

釜立沢に入ると、まだ標高が低いのに雪がタップリです。

積雪は30～40センチはあります。

石ころ、段差も完全に埋まっています。

気温が0℃以下なので、雪が溶ける気配がありません。

まだ12月なのに、これでは完全に雪山ではないっスか。

雪山初心者にはきつい道になりました。

雪山は登った経験がないんで、いつもなら姫次で敗退するケースです。

出発から2時間もかかって、東海自然歩道と合流です。

東海歩道も雪がタップリだ。

40センチは積もっていますね。

平らなところも全くスピードが出ません。

足首や膝にもエラく負担がかかります。

出発から3時間もかかって、やっとこさ姫次です。

なんとか山頂まで行ってみようと、姫次からはアイゼンをはいて、原小屋平まで下りてきました。

タップリな雪の下に、ところどころで木道や梯子が埋まっているので、踏み抜きが怖いです。

横浜方面です。

両足がきつくて、景色を感じる余裕もないです。

今日も富士山はくっきりです。

今日、日帰りで登ってくる人たちは雪山マニアばかり。

後ろからどんどん抜かれます。

山岳ランナーもいたし、運動靴でひょいひょいと登ってくる人もいました。

まったく今日は異次元の世界ですね。

甲斐駒です。

もうすぐ山頂。

山頂直下も900段近くある木段が雪に埋まっているので、踏み抜かないよう慎重に登ります。

いつもは最後の900段をノンストップですが、今日は休み休みです。

出発から5時間もかかって、45回目の山頂です。

遠方まで視界が効き、大島はもちろん、その先の利島、新島まで見えました。

見えなかったのは日光連山と、八ヶ岳くらい。多分雲がかかって大雪なんでしょう。

蛭ヶ岳山荘では管理人のキ○タさんが、もう一方の管理人カ○ワラさんを待っています。

「帰りに出会ったら、引き返さないで、ゆっくりでいいから登ってくるよう伝えてくれ。」と言付かりました。

カ○ワラさんとは下山途中ですれ違いました。ベテランだから心配は無用でしょうが、7時間も歩いてまだ山荘に到着できません。

いつもは出会うとニコニコと冗談のひとつも飛ばすのですが、疲れて腕時計を見る余裕も無かったんでしょう、「今、何時だ」と訊いてきました。

山荘で1時間休憩して、午後1時に山頂を下りて、姫次です。

足が重くて、ここの帰りの区間もきつかった。

アイゼンを履かなければ少し楽だったかも。

東海歩道から横浜港です。対岸は房総半島ですね。

帰りの東海歩道も雪はタップリだ。

まいったな。今からこんな積雪では春になるまで消えんぞ。

釜立沢へ左折します。

雪を踏むたびに予想外に左右に足首が折れるので、膝とか足首が猛烈に痛いですな。

バランスを崩してよろけては左右の深雪にズボッ、と片足を何度も突っ込みます。

工事中の砂防ダムまで下りてきました。

ダムの上からは視界が開けて、真正面に奥多摩から奥秩父まで一望です。

こりゃ、絶景だ!!　

これより標高を下げると雲取山は三頭山に隠れてしまいます。

奥秩父の木賊山（甲武信方面）です。

綺麗ですな。

ゴールが近くなって、緊張が解けたのか、ようやく景色を感じました。

なんとか日没前に、旧ゲートまで下りてきました。

まさか蛭ヶ岳で日没を心配しようとは。

それから20数分歩いて新ゲートです。

8時間40分は蛭ヶ岳の最長記録です。明日からしばらく筋肉痛だわ。

前回が6時間ジャストで下りてきていますから、雪が降ると別の山になりますね。