h25-9-15 茂倉岳を目指しましたが、残念無念の、二日酔い敗退です。
百名山著者の深田久弥氏が、空木岳(ウツキダケ)や甲武信岳(コブシダケ)の名前が良い、響きが良い、なんて書いておりますが、私は茂倉岳の方が、山名も聴いたときの響きもよいと思いますね。
そんなわけで百名山ではないんですが、百名山の谷川岳を登るようになってから、茂倉岳は同じ山域の気になる山でした。
いつか、土合駅の谷川岳から登って、一ノ倉、茂倉岳と通って土樽駅に下りたいと思っているので、今日はその下見登山であります。
07:05土樽駅から2キロ先の駐車場発~矢場ノ頭10:25着
10:25矢場ノ頭発~駐車場12:45着
敗退・所要時間
行き3時間20分 帰り2時間20分
今年に入って、これで3回も敗退だ。
地図では茂倉岳山頂まで
登りが4時間10分
下りが2時間35分となっています。
今日は矢場ノ頭までで6時間を使ってしまいました。
前日に家を出て、車中泊です。
朝の関越道土樽PAです。
朝は、吐き気と動悸で気持ち悪くて起きました。
車の中がえらく酒臭くて、
「しまった、二日酔いだ。」
猛烈な吐き気が何度も襲ってきましたが、高速を下りて土樽に向かいます。
土樽駅です。
隣の土合駅が谷川岳のホームなんですね。
この駅は無人駅で、関越トンネルを掘るために造った駅らしいです。
止まる列車も一日数本です。
100台収容の駐車場も、今日はウチの1台だけ。
少しでも体を動かすほうが酒気が抜けるかな、と思い登山を決行です。
登りでは、二日酔いのめまいと気持ち悪さでハーハーゼイゼイしてしまった。
どこでゲロしようかな、とそればかりで、足は前に進みません。
また急斜面な上に、土が粘土質で滑りやすいんですね。
帰りもシンドそうだな。
今日は台風の接近でお天気が今一つです。大雨になったら、これまたどうしようと思ってましたが、帰りは大当たりの土砂降りでした。
とにかく、とぼとぼと歩いていくと、上に行くにつれて、尾根が痩せて来て、最後は巨木の根っこのみとなる箇所が出てきます。
巨木の根っこが、左右の切れ落ちた、やせ尾根をかろうじて支えている状態ですね。しかも雨で濡れており、これがメチャクチャ滑るんですね。
滑ったら一発で谷底、登山者からみれば、おっかない尾根です。
痩せ尾根を登って行くと、ようやく中間地点の矢場ノ頭が見えてきました。
途中でゲロすることもなく、吐き気の方も収まってきました。
矢場ノ頭です。登山口との標高差は800メートルあまり。
2時間ちょっとで通過できるとおもっていましたが、3時間以上もかかってしまった。
茂倉岳は正面の頂の更に先の、雲の中です。体調のせいか、ものすごく遠くに感じます。
今日はこれにて敗退決定。
二日酔いで、よくぞここまで登れたわい、と少し言い訳もします。
新潟方面に越後湯沢の街並みです。
天気は急激に悪化してとうとう土砂降りになりました。
そうでなくても未整備で滑りやすいのに、下りは雨でドロドロ、グチョグチョ、ズルズルの急斜面です。
3週間前に尾瀬のデラックスな、手入れの行き届いた木道の上を2日間歩いていましたからね。
その前の立山も、鳥海山も石畳などで道はしっかりと造ってくれておりました。
茂倉新道は、基本放置プレイです。両者の落差に愕然です。
帰りもかなり時間をオーバーして、駐車場に到着。
安全を考えれば、ノロノロと下るのも致し方ないですね。
条件のよい日を狙ってガチで勝負をかけないと、茂倉岳まで行けないわ。
2 件のコメント:
茂倉岳・・また渋いところを探しましたね。また前日車中泊とはいよいよ本格的な山への復帰と見ました。
こちらは相変わらずおふくろの老人の日の御守です。こちらが老人になりつつあるのにね・・・濡れた老木は滑りますよね。上州武尊山も山道に木の根がすごく張っていて下りで雨でツルツルすってんころりでした。まずは下見にはなりましたね。
瑞幸会さま、コメントありがとうございます。
茂倉岳は隠れた穴場だと思いますよ。
なにせ道が未整備なんで、馬脚をあらわしてしまいますが。。。特に下りが遅すぎ。。。
また挑戦します。
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