h25-8-15 名峰、立山を登ってきました。
扇沢の駐車場で前日より車中泊。
トロリーバス、黒四ダムを横断して、地下のケーブルカー、ロープウエイ、富山県側トロリーバスと乗り継いで室堂に到着。
室堂から左回りに立山(雄山、大汝山、富士ノ折立)、真砂岳、雷鳥平、室堂と周遊してきました。
AM9:20室堂発~一ノ越山荘AM10:05~雄山AM11:05~大汝山AM11:30~富士ノ折立~真砂岳PM0:40
PM0:40真砂岳~雷鳥平PM2:20~室堂着PM3:20
合計所要時間 6時間00分
今日の登山図です。 昭文社の山歩きの本より借用しました。
他への転載はご遠慮下さい。
朝6時の扇沢駅です。
7時30分発のトロリーバスに乗るために、朝の6時過ぎからこの混雑。
混雑は、朝の山手線並みです。
われ先にと、トロリーバスに乗り込みます。
ほとんどの乗客は座れませんね。
7時30分発の始発の8台編成のバスに、すし詰めに乗り込んで、黒四ダムに到着です。
正面に立山が映っています。
迫力ある放水です。
上流は赤牛岳です。
ダムを渡って、今度はケーブルカーに乗車です。
ケーブルカーを降りて、ロープウエイの順番待ちをしております。
展望台から見上げれば立山(大汝山、富士ノ折立)がそびえています。
岩壁にポッカリと、ロープウエイの終点駅、大観峰ですね。
豪快なロープウエイでしょ!!
途中、支柱が1本も無いそうです。
進行方向に立山です。
反対方向はダム湖と針ノ木岳です。
五竜や鹿島槍も見え、後立山連峰が一望です。
富山県側のトロリーバスに乗り継いで、9時過ぎに室堂に到着しました。
室堂から立山です。
視線を左に移すと別山です。
剱岳はこの山を越えていきます。
9時20分
雄山(立山)に向かって歩き始めました。
途中、振り返って室堂平です。
順調に登って一ノ越山荘です。
ここまでは石畳の観光遊歩道です。
ここからいよいよ山道ですね。
遠くに槍が見えました。
山頂方向です。
AM11:10
1時間と50分で
雄山(立山)の山頂です。
雄山の 山頂からは、黒四ダムは一部しかみえません。
次の山頂、大汝山(立山)を目指すと、ダムも湖もはっきりと見えてきます。
背後の針ノ木岳の鋭鋒がすばらしい。
雄山(立山)を過ぎると登山者はぐっと少なくなり、
11時30分、大汝山(立山)に到着です。
久しぶりに3000メートル越えです。
ダムも湖も一望。そしてその背後に針ノ木岳。
こんな贅沢な展望はありません。
大汝山の避難小屋。
雄山~大汝山~富士ノ折立までは、こんな感じで、アップダウンのガレ場の道です。
眼下に黒四ダムです。
富士ノ折立を過ぎると、なだらかな稜線歩きとなります。
後立山方向の万年雪渓です。
左上に真砂岳の山頂が見えてきました。
右手の万年雪渓の先、稜線上に内蔵助山荘です。
真砂岳山頂です。
犬走り下山道との分岐部です。
富士ノ折立方向を振り返っています。
いいですね~、この稜線。
しかし天気は下り坂になってきました。
この稜線は景色は最高!! 歩いていて、楽しいですね。
12時40分、3時間と20分で真砂岳に到着。
山頂標識は探したのですがありません。
ここまでは予定通り、順調に経過しております。
真砂岳からは来た道を少し戻って、犬走りを下山します。
雷鳥平に向かって、一気に降下していきます。
見た目以上に斜面は急です。
高山植物が豊富ですね。
黙々と下ります。
いきなりの大粒の雨で、間一髪、合羽を上下着込みます。
雷鳥沢のカラフルなキャンプ場が見えてきました。
今日の山歩きはこれにて無事終了。やれやれです。
ところが道が平坦になると、枝道が錯綜して、おまけに標識が無く、方向までも、わからなくなり、とうとう迷ってしまいました。
幸い、すれ違った登山者に教えてもらって、道を引き返して橋を渡りました。そのまま進んでいれば一ノ越に登ってしまうところでした。
橋を渡ってキャンプ場の中に入ります。
午後2時20分、雷鳥平に到着。こんどこそヤレヤレだ。
ここから室堂まで、直線にして距離は1キロメートル。
このまま、ダラダラと朝の出発地、室堂まで戻りましょう。
ところがキャンプ場から室堂方向を見ると、えらい登り返しが待っておりました。
カミさんは種火を残していたようで、ボンと再点火。
グイグイと急坂を登っていきます。
私の方は釜の火をすっかり落としてしまったようで、体も冷え切って、力が全く入りません。
おまけに地獄谷では、硫黄ガスを吸い込んでしまって、吐きそうでフラフラになり、ぶっ倒れそうになりました。
硫黄は毒だったんだ、と実感です。
ヒエ~。さっき通ったキャンプ場があんなに下に見えます。
ゴールを目の前にして、硫黄を嗅ぎながらヒーヒーと急坂を登るはめになるとは。
来た道を振り返って、
この観光歩道はこんなにきついのかと、しばし呆然。
このあたりは、一般客の観光散策用に、わざと遠回りに歩道を造っているんですね。
道はクネクネと池の淵を廻り、しかもアップダウンを繰り返して、先はまだまだ長い。
地獄谷から、ガスやら硫黄の臭気やらが立ち込めて、不気味な光景。
息苦しいので、逃げだしたいのですが、思うように足が動いてくれません。
カメラを持つ手もダルイので、カミさんに持ってもらいました。
そうしたら、とぼとぼと歩いている姿を撮られてしまった。
みくりが池温泉を通過です。
ベンチでソフトクローム(350円だったかな?)を、皆さんペロペロおいしそうに舐めています。
自分は情けないことに、吐き気がひどくてペロペロしようなんて気が全く起こりません。
おいコラ、こんなところを撮るんでない!!
みくりが池の前ではヘロヘロです。
無視して通りすぎようとしたら、
カミさんに
「観光スポットなんだから、しっかり写真はとりなさい!!」
午後3時20分、歩き続けて6時間。
室堂にカミさんは元気に到着です。
カミさん 「今日の立山は、一粒で5度美味しい!!」
私 「一粒はやっぱり一粒だ」
帰路の黒四ダムです。
私も、おにぎりを食べて、コーヒーを飲んだら、少し元気が戻ってきました。
大迫力の放水です。
行きも帰りも放水を見れてラッキーでした。
夕刻の5時少し前に、扇沢に到着。
帰りのバスも観光客ですし詰めの超満員でした。
大町の日帰り温泉に浸かって、長野市内で夕食をとって、深夜の12時前に、無事帰宅しました。
2 件のコメント:
夏休みに立山とは羨ましいです。
一度観光でトロリーバスや黒部ダムを見に行きました。
印象深いです。
小生夏休みは火曜日からですが、まだ何も決め手下りません。温泉プラス低山でしょうか・・・・
瑞生さま
コメントありがとうございます。
毎日暑いですね。
立山、良かったですよ。最後はヘロヘロでしたが、、、
黒部のトロリーバスは小生も45年ぶりで、懐かしかったです。
登った当日は宿をとる予定でいましたが、止めました。
お盆の時期はほんと高いですね。
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